つがりあんメロンとは

 青森オリジナルメロン生産連絡協議会が推奨している「アムさん」「ホームビレンス」「アーバンデリシャス」「スウィートルビー」「ハニーゴールデン」「レノン」の6品種の総称で「津軽で生まれ、津軽で育ったメロン」という意味です。アムさんはハウスでのみ栽培され、完熟状態で収穫されています。その他の5品種はハウス、トンネルで栽培され、温度管理・水管理などを徹底して行っています。また、つがりあんメロンは定植から収穫、出荷まで弘果弘前中央青果(株)の指導のもと栽培され、収穫は糖度検査を行い、全品種糖度15度以上(アムさんは16度以上)を目安に収穫しています。

アムさん

”甘くてジューシ―”

皮の色は黄色で、果肉部分は緑色。完熟で収穫するため食べられる部分が厚く食べ応えがあります。肉質は柔らかく皮際まで柔らかいため皮のすぐ上まで食べられます。また、果汁も多く良い香りがあり、甘くてジューシーなメロンです。

収穫:6月上旬~7月下旬
食べ頃:完熟状態で収穫するため、追熟の必要はなく、すぐに食べられます。日持ちはしないためお早めにお召し上がり下さい。

ホームビレンス

”贅沢な甘さ”

皮の色は白色で果肉は緑色。果肉は厚く、果汁が多く滑らかな肉質で発酵性もほとんどありません。日持ちが良く、贅沢な甘さのメロンです。

収穫:7月上旬~8月上旬
食べ頃:追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

アーバンデリシャス

”洗練された甘さ”

 皮の色は濃緑色で果肉は厚く緑色。糖度が高く、肉質も安定していて日持ちも良い、洗練された甘さのメロンです。

収穫:7月上旬~8月下旬
食べ頃:追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

スウィートルビー

”甘さたっぷり”

皮の色は灰緑色で、果肉はやや薄いオレンジ色。糖度が高く、日持ちの良い甘さたっぷりの赤肉メロンです。

収穫:7月上旬~8月下旬
食べ頃:追熟が必要です。他の品種に比べても日持ちが良いため追熟期間も長くなることがあります。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

ハニーゴールデン

”爽やかな甘さ”

薄灰色で、果肉は厚く淡黄緑色。肉質は滑らかで、さわやかな甘さのメロンです。

収穫:8月中旬~9月下旬
食べ頃:追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

レノン

”ほんのりとした甘さ”

皮の色は灰緑で、皮際まで赤く鮮やかで果肉が厚く、肉質もなめらかで日持ちがよく、食べ応えのあるメロンです。

収穫:7月上旬~9月中旬
食べ頃:追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

成分・効能

高血圧予防
メロンにはカリウムが豊富に含まれています。このカリウムは体外に排出される時、成人病・胃がんなどの要因とされている塩分に含まれるナトリウムを道連れにする性質を持っているため、体内の塩分調整に効果があります。今話題のGABA(ギャバ:Gamma‐Amino Butyric Acid)も多く含まれています。
コレステロール低減
メロンに多く含まれるパントデン酸は、分解された脂質の代謝を調整して、コレステロール低減・脂肪蓄積防止効果があるといわれています。
美肌効果
ビタミンや繊維質が多いので、便通を良くし、肌荒れにも効果があります。
抗がん性
メロン独特の甘い香りはテルペンによるもので、テルペンにはガンなどの生活習慣病予防があるとされています。
脳卒中・心筋梗塞などの予防
アデニシンという物質の血液凝固を抑制する働きで血管がきれいに掃除され、脳卒中や動脈硬化が予防されます。
利尿効果
お酒を飲んだ翌朝などもメロンをたっぷりとると、利尿効果で早くアルコール分が抜けます。
その他の効果
メロンにはカロチンやビタミンCが多く含まれています。カロチンは、産地や栽培方法で異なりますが、100g中70μg~450μgと高い値で含まれています。ビタミンCは露地メロンで40μgとグレープフルーツや夏みかんと同量に含まれています。
お見舞いに使われる理由
メロンは少量で高いエネルギーを持っているため、病中病後のパワー回復にはもってこいの果物です。成人病一般手術後に良い果物として皆様から親しまれています。