第1回目(木村文信さん)

第1回目は青森オリジナルメロン生産連絡協議会会長の木村文信さんを紹介したいと思います。

- まず初めに、いつからメロン栽培を行っていますか?

「農家は父親の代から数えて私で2代目です。五所川原農林高校を卒業後、東京へ行き、22歳で青森へ帰ってきて就農しました。今年で40年目になります。」

- 昔からメロン栽培は行われていたのですか?

「この辺は私が小さい頃はリンゴ畑でした。しかし、風が強く良いリンゴが作れないということでスイカの栽培が多くなり、メロン栽培が始まりました。昔のメロン栽培は放任栽培で今のようにトンネル栽培を行うようになったのは20数年前からです。」

- 今ではリンゴはほとんどありませんよね?
リンゴ畑があったなんてびっくりです。
当時を振り返って、思い出すことはありますか?

「トンネル栽培が始まったころは資材の質が今とは違い、竹のトンネルに農業用ポリを被せていました。ポリでは寒さを十分に防げないため定植したばかりの苗が霜被害にあい、全部植え替えをした、ということもありましたね。」

- 定植した苗を全て植え替えするというのは大変でしたね。
自家育苗を行っているということですが、昔から行っていたのですか??

「そうですね。自分達で必要な苗は自分達で育苗しようという気持ちがありました。私がいる「菰槌ハウス出荷組合」は生産者の育苗技術向上を目標に作られました。また、メロンのハウス栽培先駆けとして組合員とともに取り組みましたね。」

- 40年という月日の中には様々なことがあったのですね。
それでは、現在の栽培品種、栽培面積を教えてください。

「メロンの作付を始めた頃はいろいろな品種を作ったものでしたが、
今ではアムさん20a、ホームビレンス10a、スウィートルビー20a、アーバンデリシャス70a、レノン30aの合計1.5haです。」

- 家族の方と栽培しているのですか?

「育苗が始まる頃から基本的には妻と2人です。定植を終えてからの作業には常雇用が1人、繁忙期には2~3人位増やし、手伝いにきてもらっています。」

- その他にも作付けはありますか?

「露地ではスイカ、アムさんが終わったハウスでは冬までトマトを作っています。冬にはハウスの中に雪を入れて、ハウス内に塩分がたまらないように気をつけています。」

- ハウス内に塩分が溜まってしまうと作物に悪影響になるため、土壌の管理も欠かせないものですよね。
ほかにもメロン栽培へのこだわりはありますか?

「そうですね、自分の作ったものは自信を持って出荷する、という気持ちを常に持っています。何よりも味が一番ですから、味をのせるために収穫時期を少し遅くしています。収穫判定で収穫OKとなってすぐに収穫するのではなく、数日おいてから収穫します。数日収穫を遅らせることで味のばらつきを最小限にしたいと思っています。」

- これからの夢や抱負がありましたら教えてください。

「私は後継者がいないため、今後規模拡大をすることはないと思います。むしろいずれ減らすことになると思っています。しかし、メロン栽培の今後を考えるとこのままではいけないと思います。
トンネル栽培でメロンの作付を始めた頃からメロンの価格が上がったということはなく、同じ位か下がってきているのが現状です。しかし、トンネルなどの資材費は年々高くなるため、生産者の収入は減り、後継者がいなくなるということに繋がってしまいます。
そこで、生産者の収入を増やすためにも、日本国内だけでなく、海外に目を向けて行くべきだと思っています。
メロンを魅力ある作物にし、今後の後継者を作っていきたいです。」

- 最後に、消費者の方へメッセージをお願いします。

「安全というものにとても敏感になっていますから、安全・安心な作物を消費者に届けるのが生産者としての責任だと私は思っています。現在、トレーサビリティを行っていますが、今後も農薬使用については厳しい目で行きたいと思っています。
ますます、安全・安心なものをお届けしますので、どうぞつがりあんメロンを召し上がってください。」

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